地域を元気づけるお店に

これまでアルビスは、車社会に便利な幹線道路沿いで、大型駐車場を備えた300〜1000坪規模の店舗を基本としてきました。今回の総曲輪店はおよそ100坪という小規模での初出店です。

源さんは次のように話します。

「富山市中心街でも、もっと身近に便利に毎日の買い物ができる場を求める声が高まっていました。小型でコストを抑えつつ、惣菜やお弁当など当社の強みを活かした店舗づくりを行うことで、将来は出店場所の選択肢を広げられるかもしれません。」

現在は周辺にある既存大型店との連携も検証中で、成功すれば他地域への展開も視野に入ります。

「実験的な挑戦だからこそ、『お客様ファースト』の基本姿勢が大切だと感じています。購買データの分析だけでなく、直接いただくお客様の声を大事にし、改善を重ねていきたいです。人の流れを生み出し、富山市中心街で暮らし・働き・遊ぶ人々が行き交う場所になればと思います。」

進化する「食卓」の提案

アルビスくらすは石川県内で3店舗を展開し、「毎日おいしくて、毎日安い」をコンセプトとしてきました。総曲輪店でも、お弁当や惣菜は好評で、店内炊き上げのご飯やヘルシーな限定弁当、成城石井ブランドの食材も人気を集めています。

「総曲輪店にはマンション住民やオフィスワーカー、観光や帰省で訪れる方まで多様なニーズがあります。便利な生活必需品と個性的で高品質な商品とのバランスを探りながら、1〜2人世帯向けの小分け食材や地元の名産品などをさらに充実させたいです。」

また、施設内の専門飲食店と自由にシェアできるイートインスペースも特徴です。

「館内の他店と一緒に食卓シーンを広げられるのも、この場所ならではの魅力です。イベントやマルシェも計画していますので、ぜひ私たちの味を楽しんでいただければと思います。」